15日、東京国際フォーラムホールAにて『インセプション』の一般試写会が行われ、私も参加してきました。
事前予告がなかったのに渡辺謙さんが舞台挨拶に登壇したのはとても嬉しかったです。というのもLAプレミアが14日だったから、日程的に無理だと思ってたんですよ。なのにトンボ帰りで成田空港から直行で来てくれたとは、本当に頭が下がります。
さて映画『インセプション』の感想ですが、結論から言うと、レオナルド・ディカプリオや渡辺謙さんのファン、そしてSFには詳しくない一般の映画ファンには、とても面白いと感じられることでしょう。
しかし、心の中に侵入するテーマに親しみのあるSFファン(もちろん我がマトリックスファンも含まれます)、及びノーラン監督前作『ダークナイト』のファンには非常に物足りない映画だと言っておきます。あなたが過去に読んだり見たりした作品群が、ことごとくこの映画を楽しむのを邪魔してくるからです。つまり、既存の作品を越えるような思想なり主張なりがこの映画には何もなかったから…。
とにかくご自分の目で確かめる価値はあると思うので、劇場には見に行ってみてください。